Wanderlust by TSL と The Superior Labor は、日本の伝統的な美術品や工芸品、そして私たちが彼らの作品に夢中になったイラストレーターやアーティストの一部を促進するために始めた取り組みを皆さんにご紹介できることをとても嬉しく思います。
今回は、伝統技法「張子」をモチーフにした素敵なブローチを制作した、張子作家・イラストレーターの井上ちひろさんをご紹介します。 (ここで購入してください)
W - ちひろさん、あなた自身とあなたのキャリアについて少し教えてください。
C - こんにちは!私の名前は井上千尋です。私は日本を拠点に活動するイラストレーター兼児童書の作家です。私は日本の筑波大学ビジュアルデザインコースを卒業後、美術大学で助手として働いていました。そこで5年間働いた後、絵本作りへの興味を追求することに決め、イギリスへ行きました。私はケンブリッジ美術学校で児童書のイラストの修士号を取得しました。 2020年にデビュー絵本『The Twin Dogs』がテート出版より出版されました。
W - 「張子」とは何で、どのように作られるのですか?
C - 「張子」は日本の伝統工芸である郷土玩具です。張り子人形の一種で、和紙を使って作られています。
通常、内部は空洞で、表面には貝殻の粉から作った白色の顔料「胡粉(ごふん)」が塗られています。
そして、その上にユーモラスなイラストが描かれていました。日本各地には伝統的・地域的な「張子」が存在します。
W - 「はりこ」に興味を持ったきっかけは何ですか?
C - 香川市にある地元の伝統工芸品店「高松張子」を訪れてから興味を持ちました。私が見たのは、あくびをしているような小さなトラでした。大胆な造形や絵付けがとても可愛くて面白く、丁寧に作られているのが伝わってきました。調べてみると、身の回りにあるもので作れることが分かりました。それ以来、独学で少しずつ改良しながらオリジナルの張子を作り始めました。
W - TSLのエンジニアバッグ「ハリコ」のブローチを作るにあたって、どんな苦労がありましたか?
C - 普段はオリジナルデザインで「張子」を作っているのですが、既存のモチーフをもとに作品を作るのは初めてでした。本来のエンジニアバッグのデザインを崩したくない、でも「ハリコ」の雰囲気は残したいと考えました。強度とデザインのバランスもポイントでした。 「張子」は摩擦や衝撃に弱く、とてもデリケートな工芸品です。
「張子」の技法からインスピレーションを得たブローチを作りたかったのですが、より耐久性と強度を高めるために技法を変更する必要もありました。強度を高めるためにさまざまなコーティング/素材をテストし、キャンバスのテクスチャを和紙のテクスチャに置き換えることにしました。バッグのデザインの細部をハンドペイントで表現し、張子細工の温かみと親しみやすさを表現しました。気に入っていただければ幸いです!
W - あなたの作品のインスピレーションはどこから得ていますか?
W - お気に入りのアート製品や文具製品は何ですか?
W - 日本の一番好きな場所はどこですか?
W - TSLファンにメッセージを送りたいですか?
C - こんにちは!私の作品を通じて少しでも癒されたり、幸せな気持ちになっていただけたらとても嬉しいです!
W - 本当にありがとう、ちひろさん!
アーティスト: 井上千尋
ウェブサイト:https: //chihiroinoue.com/
IG : @chihiro__inoue